日本家屋の改修工事

良く ここまで改造するなら新築した方が早いと思うけど、これは現場に携わる職人
さん達からよく聞く言葉です。こわして造るは、撤去して新たに配管・配線めんどう
だ等と考える。でもね、お客様はこの家に愛着があります、良いものを生かしての補
修・改装をお考えなのです、又必要でお住まいになったまま改造しなければ成らない
事もあります。改造のポイントは、壊す事と造る事を別に考えなければならない事な
ので、これを明確に施工者もお客様も理解し着工すれば、問題も起きないはずで、補
強部分の事前の調査が行き届く能力が施工者に求められます。どうしても解体しない
と判らない部分についてだけ別途の問題として考え、お客様に理解の出来る予算を組
むべきと考えます。
辰栄工務店 代表 志賀龍夫

   玄関 
改造前       改造後

  廊下 
活かす物は活かし           大型サッシに改装  

浴室  床の間
開放的な浴室に改造   既存を磨き上げる      

  茶室 
再び蘇る  作業は簡単ではない、良い物をなんとか活かす工夫
昔の仕事を蘇らせる作業は楽しくもある、偲びつつ修復が出来る事 
の幸せを感じてこそ職人として資格を得れるもので良い勉強をさせ 
てもらえる。いまは、新しい物を知っていれば良い事の様に勘違い 
して歴史や文化が忘れられ培われた職人技を疎かにしてはいないだ 
ろうか効率化の影に失われる物も多い。